【都営新宿線東大島駅小松川口徒歩1分】
【筋膜リリース・出張整体・マタニティ・ふくらはぎ・ラジオ波】
東京都江戸川区小松川1-5-2
トニワンショッピングセンター1F
  1. 整体ブログ
  2. セルフケア
  3. そのトレーニング効果が出ないのはなぜ?:高齢者の「小脳エラー」と高反発マットの活用
 

そのトレーニング効果が出ないのはなぜ?:高齢者の「小脳エラー」と高反発マットの活用

2025/10/04
腰部脊柱管狭窄症の方向けの運動療法(ウィリアム体操)

熱心にジムに通ったり、自宅で殿筋(お尻の筋肉)や体幹のトレーニングを続けているのに、なかなか効果が出ない、姿勢が改善しない…。

それは、筋肉そのものに問題があるのではなく、「脳からの指令」にエラーが起きているのかもしれません。

特に高齢者の方に見られやすい、小脳の機能低下と感覚器の関係について解説します。



高齢者に起こりがちな「小脳エラー」とは


体を動かすとき、脳は主に以下のステップで筋肉に指令を送ります。

  1. 感覚器(足裏など)が情報を収集

  2. 小脳がその情報を処理・修正(エラーチェック)

  3. 筋肉へ正確な動作の指令を発信

高齢になると、長年の生活習慣や足裏の感覚の鈍化により、小脳に送られる情報が不正確になったり、小脳自体の情報処理能力が低下したりします。これが**「小脳エラー」**です。

小脳エラーが起きると、以下のような悪循環に陥ります。

  • 「お尻の筋肉を使え」という指令が、脳から正確に伝わらない。

  • 体幹を安定させようとしても、どこに力を入れればいいか脳が把握できない。

その結果、いくら一生懸命トレーニングをしても、指令自体にエラーがあるため、狙った筋肉が適切に働かず、効果が頭打ちになってしまうのです。


 殿筋・体幹トレーニング効果を引き出すための「感覚の再教育」

当院が「メトリクスフォーム」での足裏刺激エクササイズを推奨するのは、この小脳エラーの根本にアプローチするためです。

メトリクスフォームの適度な不安定さと高反発の特性を活かし、以下の効果を狙います。

  1.  足裏受容器(センサー)の強制的な活性化:

    • 通常の硬い床とは違う、メトリクスフォームの複雑な圧力が、長年鈍っていた足裏の感覚器を強く刺激します。これにより、小脳への情報入力が高精度化します。

  2.  小脳の「エラー修正機能」の再調整:

    • 片足で立ち、足の上下左右の運動(刺激)を意図的に行うことで、小脳は「今、体がどのように傾き、筋肉がどう働いているか」という質の高いフィードバックを大量に受け取ります。

    • この「感覚の再教育」により、小脳が体の情報を正確に処理し直す(エラーを修正する)機会が生まれ、筋肉への指令が正確になることが期待されます。

  3. トレーニング効果の向上:

    • 小脳からの指令が正確になれば、スクワットや体幹トレーニングの際に、**狙った殿筋や体幹のインナーマッスルを適切に「使える」**ようになります。

    • メトリクスフォームのエクササイズは、トレーニング前の「ウォーミングアップ」、または**日常的な「神経系の調整」**として極めて有効です。

いくら良いエンジン(筋肉)があっても、ナビゲーションシステム(小脳)にエラーがあっては目的地(理想の姿勢)にはたどり着けません。メトリクスフォームで足裏から脳に働きかけ、あなたのトレーニング効果を最大限に引き出しましょう。


【メトリクスフォーム活用エクササイズの概要】

メトリクスフォームの上に片足で立ち、浮かせた足で空中にゆっくりと文字や図形を描きます。不安定な状況で足裏の感覚器を刺激し、小脳に集中的に情報を入力します。 詳細な手順と安全な行い方は、当院の指導を受けてください。




電話番号: 03-5875-1345


営業時間:10:00 〜 20:00

 

定休日:不定休