おはようございます。
セラピストの鳥羽です。
【 膝の痛みは「再生医療」で治す時代へ】
「階段の上り下りがつらい」「歩くと膝が痛む」といったお悩み、実は日本国内で約3,000万人もの人が抱えているといわれています。これは糖尿病の患者数(予備軍含め約1,800万人)を大きく上回る数字で、まさに日本の「国民病」です。
これまで、膝の痛み(変形性膝関節症など)への対処は、ヒアルロン酸注射で痛みを和らげるか、最終的には人工関節を入れる手術をするしかないと言われてきました。
しかし今、**「すり減った軟骨を再生させる」**という画期的な治療(再生医療)が、実用化に向けて大きく動き出しています。
1. 注目の最新技術:切らずに「注入」や「貼る」治療
最近のニュースでは、以下のような新しい治療法が登場・開発されています。
モチジェル(持田製薬): 膝にジェル状の素材を注入し、自分の細胞を患部にとどめて軟骨の再生を促します。
細胞シート(セルシード): 他人の軟骨細胞をシート状に加工し、膝に直接貼り付ける技術です(2030年までの承認を目指しています)。
iPS細胞による注射(YiPSCELLなど): iPS細胞から作った軟骨細胞を注射する治療法。日本でも2027年ごろから治験(臨床試験)が始まる予定です。
2. 「人工関節」と「再生医療」何が違うの?
重度の膝の痛みに対し、人工関節手術は一般的ですが、再生医療には以下のようなメリットが期待されています。
体への負担が少ない: 最新の技術では「他人の細胞」を使うため、自分の組織を採取する手術が不要になりつつあります。
生活の質(QOL)の向上: 人工関節は正座がしにくくなったり、約10年で再手術が必要になる場合がありますが、再生医療は自分の軟骨を復活させるため、より自然な動きを取り戻せる可能性があります。
費用の負担について: 高額な治療費になりますが、日本の「高額療養費制度」を活用すれば、実際の自己負担額は人工関節手術と同程度に抑えられるケースが多いと見込まれています。
3. 当サロンからのメッセージ
膝の軟骨は、一度すり減ると自然に元に戻ることはありません。しかし、こうした再生医療の進化により、「一生痛みと付き合うしかない」と諦めていた方にも新しい光が見えてきています。
再生医療を受けるにしても、その効果を最大限に引き出すためには、膝周りの筋肉を柔軟に保ち、関節の歪みを整えておくことが欠かせません。
「最近、膝の違和感が増えてきた」と感じる方は、まずは今の状態を悪化させないためのメンテナンスから始めてみませんか?